2.融資とは
2021年11月03日 10時51分
借入に関しての基本を理解したあとは、「融資」に関して知ることが大切です。
借入は、お金を借りる側が借入るという意味で用いられますが、
融資は、お金を貸す側が融資をするという意味で用いられています。
2-1.融資は金融機関がお金を貸すということ
「融資」は、主にお金を貸す側の金融機関が個人や企業に対して融資をするということです。
お金を借りる側に関しては、借入をする、または融資を受けるというような表現を用います。
2-2.融資を受ける目的
融資を受ける目的は、個人や企業により様々な理由があります。
・事業拡大のために融資を受ける
金融機関から融資を受ける企業のうち、大半の目的が「事業拡大」を行うためといえます。
事業の拡大を進めるためには、新商品の開発に伴い、生産性をアップする必要性や、
これまで手を付けていなかった分野への参入など、さまざまな所で高額な資金が必要になります。
そのため、事業拡大に伴い必要となる資金を、金融機関から利子を付けてお金の借入をするのです。
・個人の場合は家や車購入
個人が金融機関から融資を受ける理由は、主に「家の購入」、「自動車の購入」、
「教育にかかる費用」を確保するためといえます。
特に家の購入に関しては、一生に一度あるかないかの非常に大きな買い物です。
銀行が設けている融資には、住宅ローンや自動車ローン、教育ローンなど、
さまざまなローンを展開しています。
家を購入するために住宅ローンの融資を受け、
一般的には20年~30年かけて住宅ローンの返済を行うようになります。
金融機関からの融資には、カードローンも融資の一つとされています。
キャッシングで現金の借入を行うことは、すなわちお金を貸し出す金融機関にとっては、
それが融資をすることになるのです。
・信頼性を築くために融資を受けるという考え
企業によっては、物を大量に確保するための初期投資が必要です。
金融機関から融資を受けることにより、初期投資に必要な費用を確保することができるのです。
その一方で、企業として十分な資金を確保している場合でも、
「信頼性を築くために融資を受ける」ことがあります。
融資を受けると、返済期限までに利子を付けて全額を返済しなければなりません。
返済が滞ることなく、計画的に全額を利子付きで返済することで、
金融機関からの信頼を持たれやすくなります。
金融機関から信頼される企業になれば、将来的に大きな資金の借入が必要になったときに、
比較的スムーズに融資が受けられるという可能性が高くなるといえます。